スペインのバルセロナにある「カタルーニャ音楽堂」の世界遺産についてご紹介いたします。
ここはコンサートホールとして建設され、中の様子も貴族や皇族という言葉が当てはまりそうな豪華で素敵なつくりになっています。
もともと、世界遺産としては、「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」として一緒に登録されています。
交響楽や室内楽、ジャズ、伝統音楽などを楽しめ、毎年多くのお客さんが訪れているそうです。
こんな映画で見るような建物でコンサートを楽しむなんてほんとに素敵ですね。一度は体験してみたいですね。
日本・広島県「原爆ドーム」
日本の広島県にある「原爆ドーム」の世界遺産をご紹介いたします。
広島の平和記念碑として世界的に広く有名なこの土地は、日本の広島市に投下された原子爆弾の惨禍を今に伝えるという歴史的な役割を持っているのです。
二度と同じような悲劇が起こらないようにとの戒めや願いを込めて、ユネスコの「負の世界遺産」に登録されています。「負の世界遺産」という表現そのものには厳密な定義はありませんが、他にも「アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所」や、「バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群」などがその例として挙げられます。
日本人としては一度はこの跡地を訪れて、戦争という悲劇と、たくさんの人が亡くなった土地の雰囲気を感じることで、忘れることのないように心にとどめて欲しいものです。
イギリス「ストーンヘンジ」
イギリスのウィルトシャーにある「ストーンヘンジ」の世界遺産をご紹介いたします。
ストーンヘンジも有名な世界遺産の一つですが、対象はこの建造物一つではなく、この周辺の建造物郡として世界遺産に登録されているのです。
エーヴベリーにも同様な環状の石が並んでいる建造物があり、大きさは小さめでこちらも世界遺産として周辺一帯が登録されています。
ストーンヘンジで不思議なのは、この巨大な石が何に使われていたのかや、建造目的が確定されていないことです。もちろん説はたくさんありますが、紀元前3000年頃に建てられたと推測されるこの列石の風景には、圧倒されるほどの何かのパワーを感じることができるかもしれません。
人の寿命が短い中で、この約5000年という月日は想像できませんが、それでも古代からあり続けるストーンヘンジから歴史を感じることができるでしょう。